岩手県と宮城県の県境に位置する一関市といえば、古くからもち文化がある街として有名です。
一般的にはもちといえば主にお正月などに食べるものですが、一関市では冠婚葬祭や地域のお祭り、また何も特別なことがなくてもちを食べることがあります。
ちなみに私は一関市に住んでいますが、地域の産業文化祭でもちをついたり、結婚式の時に庭できねと臼でもちをつき、ご近所に振る舞っているのを見たことがありますよ。
また各家庭には必ずと言っていいほど家庭用のもちつき器があり、もちろん我が家にもありますよ。
今回は一関市の有名な観光地、厳美渓の程近くにある「道の駅厳美渓レストランペッタンくん」というレストランで楽しめるもち料理についてご紹介していきたいと思います。
一関市の「道の駅厳美渓ペッタンくん」で堪能できるもちグルメとは?
一関博物館の隣、道の駅厳美渓のもちレストラン「ぺったんくん」には人気のもちメニューの他にもそばやうどん、また変わったところではもちチーズカレーというメニューもあります。
100%一関産のもち米「こがねもち」を使って、毎日つきたてのもちを提供してくれるので、とにかくもちが柔らかくておいしいです。
もちの単品メニューもあれば、そばやうどんとセットになっているメニューもあり、単品のもちは、スタンダードなあんこをはじめやゴマ、クルミ、ショウガ、エビ、納豆、ネギ、いなり、など10種類からもの中から選ぶことができます。
道の駅厳美渓のもちレストラン「ぺったんくん」に初めての方は「和風もちセット」がおすすめ!。
「和風もちセット」いろいろな種類を少しずつ味わえるので女性の方にもおすすめです。。
7種類のもちが入ったお膳は彩りも鮮やかで、さまざまな味を楽しむことができます。
もちは皆、ひと口大で食べやすいですし、お膳の真ん中には、胸やけしないように、大根おろしもついています。
定番の味7つに加え、菜の花やブルーベリー、トマトやモロヘイヤ、カボチャなど、地元の旬食材を使った季節限定の味が一種類含まれており季節感も味わえます。
また毎月第4金曜日の12:00~14:00に開催されているもちバイキングでは。定番の味から季節ごとの餅、またお雑煮などが食べ放題となっています。
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一関に根付いている「餅で祝い、餅でもてなす」文化
この地域は、江戸時代はもともと伊達領でした。
江戸時代から武家の年中行事として餅を食べる習慣があり、それが商家や農家に広まったのが始まりだと言われいます。
藩主に餅米を献上していた農家が、くず米をおいしく食べるために工夫を凝らしたことで、餅の種類が豊富になったと言われています。
中でも、一関地方のもてなし料理として有名なのが「もち本膳」です。
膳の上にはご飯やおかずではなく、餅だけが何種類もズラリと並び、祝い事か不祝儀かでメニューは変わるという。
一関地方に受け継がれる餅の歳時記を見ると、正月にはじまり、七草や桃の節句、春彼岸や八十八夜、端午の節句、お盆など季節の行事ごとに年間60日近くも餅を食べる風習があり、今も続いているようです。
「道の駅厳美渓」の住所や営業時間・定休日などの基本情報
道の駅厳美渓にはレストランの他にも、採れたての新鮮農産物から工芸品まで豊富に揃う産直施設のほか、一関の食文化を紹介する餅文化展示室などもあります。
所在地:岩手県一関市厳美町字沖野々220-1
営業時間:10:30~17:00
10:30~16:00ラストオーダー(11月~3月)
定休日:11月~2月の第3水曜日/3月~10月は無休
アクセス:東北自動車道一関ICから車で約8分
電話番号:0191-29-2000
FAX番号:0191-29-2075
ホームページ:http://www.ichitabi.jp/spot/data.php?no=13
まとめ
実は私は元々県外出身者で、正直にいうと結婚するまでもちはあまり好んで食べる方ではありませんでした。
しかし結婚してこちらでおいしいもちをたくさん食べているうちに、いつの間にか大好きになってしまいました。
ですから「道の駅厳美渓ペッタンくん」はもち好きの方はもちろんですが、今まで苦手意識がありあまりこなかったという方にもおすすめです。
ぜひ岩手県にお越しの際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。